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広告に特化したBPO、広告の方法は?

2019.01.05

コラム

広告に特化したBPO、広告の方法は?

広告の動向
「広告代理店」というネーミングに違和感を覚えた人もいると思います。広告代理店はそもそもテレビやラジオなどの時間枠を、テレビやラジオ局に代わって販売する会社ということで、「代理店」というネーミングになっているのです。
実は今、広告業界に地殻変動が起きています。伝統的な媒体であるテレビ、ラジオ、新聞、雑誌といったマスメディアの広告が縮小し、新たにインターネット広告が台頭してきているのです。

電通の「日本の広告」によれば、日本の広告費は2017年で6兆4000億円ですが、テレビ・ラジオなどのマスメディア4媒体の広告費は全体の43.7%に縮小し、2000年以降、急速に成長したインターネット広告が、今では全体の23.6%に達しています。
代表的なインターネット広告
マスメディア広告はどちらかと言えば重厚長大、広告効果を上げるためには、CM枠を沢山取得し、大量に投下することで有利になります。マスメディアは時間枠や紙面枠が決まっているので、競争相手も明確でした。

それに対し、インターネット広告は、コンピュータとサーバーさえあれば、誰でも参加できる無限の可能性を持った広告媒体です。しかし、それだけ競合相手も多く、毎日、新しい技術やテクニックが誕生し、陳腐化の速度も速い市場です。

インターネット広告には様々な手法があります。代表的な手法としては、検索窓にキーワードを入力すると、関連した広告を出現させる「リスティング広告」がよく知られています。

インターネットの初期から存在した、「バナー広告」や「テキスト広告」などの「純広告」は、ターゲット層やエリア、時間帯などをセグメントして出稿することができます。メールシステムを利用した広告も、古くから行われているインターネット広告です。

YouTubeなどの動画サイトへの投稿や、純広告として動画広告を提供します。コンピュータや回線スピードの高速化で、テレビ広告の流用によるマルチメディア展開も可能になりました。
アフィリエイト、SNS、ネイティブ広告
アフィリエイト広告は、広告を見たユーザーが、実際に購買や資料請求などを行った場合に、広告費が発生するもので、個人のホームページなどに掲載され、購入などによって、ユーザーに収入が発生します。

SNSやニュースサイトで、記事やフィードの中に自然に埋め込んだ記事広告をネイティブ広告と呼んでいます。クリックされる確率の高い広告手法です。

LineやTwitter、FacebookなどのSNSなどに用意されている広告の仕組みをSNS広告と呼んでいます。うまくすればユーザー同士の、共有、拡散で広告が拡がる可能性を持っています。
新たな手法
インターネット広告業界にも、旧来の広告代理店的な業態が存在します。具体的にはアドネットワークと呼ばれ、複数のサイトに広告を出稿したい場合に、契約や料金支払い、出稿データーの報告などをまとめます。

狙ったターゲットに広告を出稿する権利を入札し、最も高値をつけた広告主の広告を提示するのがDSP広告です。これらの作業は瞬時に処理されるので、ユーザーにはまったく認知されません。
プロフェッショナルなスキルが求められる広告BPO
このように、インターネット広告は技術的な知識とクリエイティブな感性が求められます。広告主が自社内にこのような機能を取り込むことは、あまり現実的ではありません。

特に、DSP広告などの高度なアドテクノロジーを利用した運用型インターネット広告は、広告の最適化を自動的に組み立て、ベストな広告出稿を可能にしますが、システムや、ソフト開発の負荷が高く、常に最新技術を必要としています。

このような背景を受けて、オプト社とWistron Information Technology&Services Corp.が運用型ネット広告を運用する広告BPO会社を設立予定です。
まとめ
インターネット広告はステルスマーケティングなどの問題がありますが、技術開発のスピードが速いので、アウトソーシングの機会は拡大すると思われます。

(画像はイメージです)

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