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KPIの企業内に関する指数は?

2018.09.10

コラム

KPIの企業内に関する指数は?

KPIとKGI
KGI(Key Goal Indicator)は長期的な企業、事業、プロセスの目的ですが、そのゴール実現に向けて指標となるのが、KPI(Key Performance Indicator )です。KPIはKGIを達成するために必要、かつ重要な指標で、具体的で実現可能な指標が使われます。
(画像はイメージです)

KGIは数年の間固定される目標であるのに対し、KPIはKGIの方向に沿った形で設定されますが、環境変化にあわせて柔軟に変化させていきます。KPIはプロセス管理を、PDCAで回す中での評価項目になります。
SMARTアプローチ
それでは、具体的にKPIの指標は具体的にどのように設定されるのでしょうかな。KPIの設定に関してはSMARTという切り口が示されています。

SMARTはSpecific(具体性)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Related(経営目標との連携)、Time-bound(期限の設定)の5つのキーワードを合わせたものです。

最初のSは、目標が誰にでも明確であることを示します。誰にでも理解されるKPIであれば、構成員のヤル気も向上します。次のMは指標の計量計測可能性を示しています。成果が具体的に測定できないと、共通認識になりません。計量化することで目標に対する達成度合いを関係者が共有することができます。
SMART+Speed
Aが示す実現可能性KPIも大切です。夢を語るだけでは意味がありません。実現できる目標が設定されることで、ヤル気も出てきます。Rは経営目標やKGIとの関係性を示します。KPIが経営目標やKGIの達成に繫がらないものであればKPIとしての意味をなしません。

そして、最後のTはスケジュールを示しています。KPIには具体的な達成スケジュールが必要です。期間設定ができていないと、単なる努力目標になってしまいます。実はもうひとつはSというキーワードが大切です。

SはSpeedを意味します。IT技術の発達によって、業績計算がスピードアップし、リアルタイムに集計できるようになってきました。以前のように、2か月後にならない数字がまとまらないのでは、戦術の修正もできません。計測のスピードアップでKPIの重要性が増してくるのです。
主なKPI指標
業績関連指標
KPIはその企業の事業やビジネスの内容によって、千差万別ですが、ビジネス活動である以上、売上や利益などの業績指標はKPIでも外せない指標です。財務諸表は企業の通信簿でもあり、株主やメディアに広く公開されています。売上、利益の規模や伸び率をKPIとして設定することは、受け入れやすい指標です。

競争関係指標
企業は常に競争に直面しています。ジャンルにもよりますが、1位と2位との差は、数字以上に大きいと言われます。特に、ブランドイメージにおいては、1位企業と2位企業の間には大きな差があると言われます。競争関係の指標としては順位に加えて、市場のシェアも利用されます。

品質・効率・スピード関連指標
効率やスピードもビジネスの大事な指標です。設備稼働率、在庫回転率、所要時間や待ち時間など、生産プロセスや販売プロセスにおいて重要です。誰もが理解しやすいので、工場などでは良く利用されています。品質面では、不良品率や異常値の出現率、障害、故障などの発生率などがあります。

環境・CSR・リスク管理指標
環境は必ずしも収益に直接影響しないこともありますが、企業や工場が存続するためには不可欠な指標です。

特に廃棄物や有機溶剤などは、法律などによって規制があります。CSRに関しては、CSR指標を指数化し、「可視化管理」を行う記号も増加しています。リスク管理に関しても「リスク先行管理指標」などを設定します。

このようにKPIには沢山の指標があります。今回は取り上げませんでしたが、企業内の従業員や、顧客に関する指標などもKPIで利用されます。

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